【新華社南寧9月16日】中國が獨自に開発した初の有人飛行船「祥雲」AS700が14日、最初の顧客で航空サービスなどを手がける広西桂林方舟通用航空に納入された。同機は引き渡し現場の広西チワン族自治區桂林市陽朔県から垂直離陸し、周辺の多くの景勝地を回ってスタート地點に著陸、デモ飛行を成功させた。製造元の航空機大手、中國航空工業集団(AVIC)は、同機が研究開発から生産、型式証明取得、納入までの全工程を終え、まもなく商業運用に入ると明らかにした。
同機は最大離陸重量4150キロ、最大航続距離700キロ、最大航続時間10時間で最大乗船人數は操縦士1人を含め10人。短距離離著陸と垂直離著陸が可能となる。