8月26日、山西省平遙県にある鍋巴製品の生産工場。(平遙=新華社配信)
【新華社太原9月10日】中國山西省の食品メーカー、山西兆陽食品科技が生産した菓子「鍋巴(グオバ、おこげの意)」1680キロがこのほど、太原稅関所屬の晉陽稅関の検査に合格し、日本に輸出された。同省産鍋巴の初海外輸出となった。
サクサクと香ばしい鍋巴は中國の伝統食品として長い歴史がある。元々は鍋に焦げついた米のおこげが始まりで、後にスナック菓子として幅広い人気を集めるようになった。
8月26日、山西省平遙県にある鍋巴の生産工場。(平遙=新華社配信)
晉中市平遙県にある同社の生産工場では、クミン味や四川麻辣(マーラー)味、韓國味噌味など、さまざまな風味の鍋巴が各生産ラインから運ばれていた。これらの鍋巴について責任者の杜武宸(と?ぶしん)氏は、主に米や大豆、アワなど良質な穀類を加工して作られており、一部で健康への影響が懸念されているトランス脂肪酸は含まれていないと強調。輸出手続きは順調で、稅関は輸出プロセス全體の業務指導をしてくれたと述べた。
8月26日、山西省平遙県にある鍋巴の生産工場。(平遙=新華社配信)
晉陽稅関の擔當者は、企業に品質管理體制の整備を指導し、輸出用鍋巴の抜き取り検査とリスク監視を行い、関連する検査検疫証明書を速やかに発行したと紹介。輸出プロセスについては、企業に書類作成や輸出通関手続き、稅関による監督管理などの関連政策を説明し、通関にかかる時間をさらに短縮したと述べた。(記者/王皓)
8月26日、山西省平遙県にある鍋巴の生産工場。(平遙=新華社配信)
8月26日、山西省平遙県にある鍋巴の生産工場。(平遙=新華社配信)
8月26日、山西省平遙県にある鍋巴製品の生産工場。(平遙=新華社配信)